アメリカミネソタ州発祥の独創的なデサインの可変式ダンベルの紹介になります。
目次
パワーブロックとは
パワーブロックは、両サイドに四角い連結した特殊なボックス形状のウエイトを兼ね備え、真ん中にあるセレクターピンを抜き差しすることで簡単に重量の変更を可能にした可変式ダンベルになります。
現在日本では株式会社シンク(フィットネスショップ)が正規代理店となり、Sport Series50とSport SeriesEXP、Pro SeriesEXPの3種類のラインナップを展開しております。
他にもアメリカではUSA Elite Seriesというアメリカ国内で生産されたモデルの展開やCommercial Pro Seriesという商用モデル製品の展開もしております。
パワーブロックの種類
Sport Series
Sport SeriesにはSport24、Sport50、SportEXPの3種類が展開しております。
Sport24は24ポンド(約10.9kg)まで
Sport50は50ポンド(約22.7kg)まで
SportEXPは90ポンド(約41kg)までの重量可変が可能になっております。
SportEXPの90ポンドはSportEXPの50ポンドの製品に拡張キットを2つ追加することで90ポンドまで増加できます。日本では拡張キットが既に取り付けられた状態で90ポンド(41kg)セットとして販売されております。
Sport50とSportEXPの違いは、拡張性の有無と、ハンドル底部の2つの支柱内にあるウエイトの取り外し構造の有無になります。
SportEXPシリーズでは赤いロックレバーを使用しハンドル底部のウエイトの着脱が可能なため、より細かい重量可変が可能です。 ※中国製
Sport Seriesのプレートは鋼鉄製で、プレートのつなぎ目部分はすべて溶接されており、頑強な作りになっております。鋼鉄のプレートにグレーのパウダーコーティングが施されており、使用時にはプレート同士の干渉による金属音がします。
Pro Series
Pro SeriesもSport Series同様にPro24、Pro50、ProEXPの3種類が展開しております。
Pro24は24ポンド(約10.9kg)まで
Pro50は50ポンド(約22.7kg)まで
ProEXPは90ポンド(約41kg)までの重量可変が可能になっております。
ProEXPの90ポンドはProEXPの50ポンドの製品に拡張キットを2つ追加することで90ポンドまで増加できます。日本では拡張キットが既に取り付けられた状態で90ポンド(41kg)セットとして販売されております。
Pro50とProEXPの違いは、拡張性の有無と、ハンドル底部の2つの支柱内にあるウエイトの取り外し構造の有無になります。
ProEXPシリーズでは赤いロックレバーを使用しハンドル底部のウエイトの着脱が可能なため、より細かい重量可変が可能です。 ※中国製
Pro Seriesはプレートは鋼鉄製のプレートにウレタン成形がされており、プレート同士のつなぎ目は六角のネジで固定されております。溶接ではないため、プレート単体ではすこし歪みがでます。
ウレタン成形がされていることでプレート同士の干渉による金属音はなく、とても静かです。しかし、ウレタン成形が施されている分、プレート単体のサイズは大きくなり、全体のサイズ感も比例して大きくなります。
USA Elite Series
USA Elite SeriesはElite USA 5-50 Stage 1 Setに拡張キットを取り付けることで50ポンド、70ポンド、90ポンドの重量で使用可能です。
ベースのハンドル部位は4つの支柱がついており、底部のウエイトを二本抜くことが出来るので2.5ポンドの細かい調整が可能です。
Sport SeriesやPro Seriesと違い、ハンドルがオープン対応ではなく、少し狭い作りになっており、その分ダンベル全体の全長は抑えたコンパクトな構造になっております。
※アメリカ製
Commercial Pro Series
Commercial Pro Seriesは商用で使用できるグレードになっており、拡張キットを追加購入することで125ポンド(56.7kg)~175ポンド(79kg)までの重量調整が可能となっております。こちらはプレートがすべてウレタンコーティングされており、Proシリーズに比べて、ハンドルが狭くなっておりかつプレート全体のサイズも大きくなっております。
ハンドルはステンレス製のハンドルになります。
レビュー
現在私はSport Seriesの50ポンドとProEXPは90ポンドを使用しております。
全体的な使用感としては、プレス系の種目ではオンザニーも問題なく出来るので、とても扱いやすいダンベルです。 たまに重量可変時にセレクターピンがうまく挿入できな時もありますが、慣れれば重量の可変もとてもスムーズに行えます。
ハンドル底部に二本のウエイトが格納されているため、サイドレイズを行う際は若干重心が下向きにかかる感覚があり、固定式ダンベルに比べると少し違和感があります。
アームカールの時も同様で最後まで上げる際に手首を返す際に重心が下向きにあるため少し違和感があります。
パワーブロックは専用台も様々な種類が展開しておりますが、この独特なボックス形状のため、専用台を使用しなくてもセレクターピンの抜き挿しで重量可変ができるのはとてもいいなと感じました。
私はよく、ベンチの上に置きその場で重量を変えながらドロップセットでのトレーニングも出来るので、設置場所を選ばないで使用できるのはとても良い点だと思いました。
メリット・デメリット
メリット
- 重量可変が簡単で細かく行える
- 可変式ダンベルの中では構造的に頑丈
- オンザニー対応
- 重量可変時に専用台を必要としない
デメリット
- ハンドルの底面に二本のウエイト支柱があり、重心が均一でないため種目によって違和感がある
- 純正ハンドルの形状が特殊な形状でプレス種目では重心がブレる感覚がある
- セレクターピンが上手く挿入できない時がある
おわり
パワーブロックは全体的にとても良く考えられているダンベルで日本で多く流通しているのも納得する良いダンベルだと思いました。
可変式ダンベルは構造上、落下の衝撃には弱いですがパワーブロックは耐久性が高いと思います。
日本では特に特許が有効でないため、多くの中国OEMの類似品が出回ってます。一度類似品を使用したことがありますが、根本的な構造は同じでも細かい部分のクオリティには大きく差を感じました。
個人的にはUSA Elite Seriesが気になっており、Sport Seriesよりもハンドル形状が違う分さらにコンパクトなので使いやすそうに感じます。
USA Elite SeriesのみMade in USAなのでその点の品質の差も気になるところです。いつか個人輸入してみたいと思います。
現在パワーブロック純正品に互換性のあるステンレスハンドル開発中です!2023年5月頃発売予定
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