カナダのクラフトマン、デイビッドペピン氏が製作する高品質なMade in Canadaのプレートローディング式ダンベルの紹介になります。
目次
Pepinダンベルとは
Pepinダンベルは、ハンドルとスクリューが別々になっており、シャフトが飛び出ない構造のプレートローディング式ダンベルになります。
日本に多く流通しているダンベルは、スクリューシャフトにプレートをローディングし、左右のロックパーツを回して固定する方式になります。
このタイプのダンベルは安価ですが、使用時に左右にのシャフトが飛び出てしまい、オンザニーでのトレーニングが難しかったり、長さが出てしまうので種目によっては扱いづらくなります。
またプレートの付け替えもスムーズにできないため使い勝手はあまり良くありません。
Pepinダンベルは、その問題点が解決される構造のダンベルになります。
Pepinダンベルの特徴
ハンドルとスクリューが別々になっている点は構造上大きな特徴ですが、この形状のダンベルは海外には何個かあります。
その中でPepinダンベルならではの特徴はスクリューパーツの形状とスクリューピッチの滑らかさです。
スクリューパーツの形状は特殊な形状をしており、スクリューを固定する際に指が引っ掛けられる形状のため、スクリューを回しやすいです。
また専用台を購入すると、専用台にスクリューパーツを固定できるくぼみが空いているため、ダンベルがずれずにしっかり固定することが可能です。
またスクリューピッチの滑らかさに関してはこの通りです。
これはスクリューを回す際に角張った形状ではなくR加工されているため、スムーズにスクリューを回すことができます。 これは実際に勢いよく回すと最後までスムーズに回り、気持ちいいです。
Pepinダンベルのメリット・デメリット
メリット
・握りやすい高品質なローレット加工
・PROタイプHDタイプの2種類から選択可能
・ハンドル単体やパーツ毎に購入が可能
・滑らかなスクリュー加工
・重量誤差のない高品質なキャリブレーションフラットプレート
デメリット
・PROタイプはハンドル経は良いがプレート間の長さがあり、重心がブレやすい
・HDシリーズはプレート間の長さは短いが、ハンドル経が太く握力が必要
・スクリューパーツの形状は固定時には最適だが、しっかり固定されていると緩める場合に力が入りづらい
・ポンド表記のため日本人には重量が計算しづらく分かりづらい
Pepinダンベルの個人輸入にかかった費用
・HDシリーズ ハンドル+ショート・ミドル・ロングスクリュー
製品代金 546CAD(カナダドル)
アメリカ転送会社までの輸送費 95CAD
転送会社→日本までの輸送費 175ドル
税 5400円
合計85,715円 ※2021/11時点 1CAD=約94円 1ドル=約115円
・PROシリーズ ハンドル+ショート・ミドルスクリュー
製品代金 384CAD(カナダドル)
アメリカ転送会社までの輸送費 55CAD
転送会社→日本までの輸送費 106ドル
税 3500円
合計57,110円 ※2022/1時点 1CAD=約95円 1ドル=約117円
総評
今までに多くのダンベルを実際に輸入し使用してきましたが、Pepinダンベルは細部のクオリティはとても高くクラフトマンシップを感じる製品です。
販売当初から仕様も徐々に変わっており、ユーザーレビューをもとに改善されていて素晴らしいダンベルになっております。
構造的にもアジャスタブルダンベルと比較して耐久性は高いと感じます。
ただハンドルのサイズ感は欧米のサイズ感で少し日本人は扱いづらいかもしれません。
米国やカナダであれば輸送費も安価ですが、日本への輸入となると輸送費が高くなるためコストパフォーマンスは▲です。
プレートも購入となるとかなり高額になると思います。
直接問い合わせれば日本への直販も可能なため、ハンドル、スクリュー単体であれば、日本からの輸入でもオススメです。
動画での紹介はこちら
おわり
以前からクイックロックダンベルは使用しておりましたが、Pepinダンベルの構造が気になったため個人輸入しました。
個人的な感想ではこのタイプのダンベルは高重量種目で使っていたので、プレートの付け替えはクイックロックタイプのほうがし易いですが、頻繁にプレート交換しないためプレートの付け替えはあまり気になりませんでした。
クイックロックダンベルもPepinダンベルもどちらも素晴らしいダンベルだと思います。
そして以前よりオリジナルダンベルの製作を計画しており、今回GentlemanFitnessClubでもPepinやクイックロックや各国の同タイプのダンベルを参考にし、日本人向けのサイズ感で一から設計された『GFCダンベル』のリリースが2023/1末頃に決定しました。
構想から一年以上かかって各サイズ感を徹底的に研究して製作したダンベルです。
よかったら公式サイトをチェックしてください!
コメントを残す